昔いたボクシングジムでプロボクサーを目指す練習生(以下:練習生)の面倒を見ていたことがあります。
そこのボクシングジム会長はKO率75%の元世界ランカー(日本王者)でNSCA認定パーソナルトレーナーや加圧トレーナーの資格保持者でしたので、ボクシング指導以外にも、動的な機能向上ができるフィジカルトレーニングの指導ができる人でした。
しかしその練習生、なぜか会長に言われたフィジカルトレーニングをしない。
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ある日、その練習生に「何でフィジカルトレーニングしないの?」と聞くと「筋肉がついて体が重くなるのが嫌なんですよ」と言う。
どうやらこの練習生・・・。
どこかで誤った情報を知り、それが頭にインプットされているようです。
人は不思議と近くで得る情報よりもインターネットなどの遠くで知る情報のほうを信じる傾向があるそうです。
さらに「誤った情報を信じ込んでしまった人は聞く耳を持たなくなる」まさにこれです。冷静に考えれば、どちらに信憑性があるかの判断はできるのですが。
ボクサーはボディビルダーのようになるのか?
結論から書くと「絶対にならない」です。
では、その理由を書いていきます。
ボクシングジムでやる一般的なメニュー
- ランニング
- 自重筋トレ
- ロープワーク(縄跳び)
- ミット打ち
- サンドバック
- スピードボール
- スパーリング
この他にもジャンプトレーニング、階段ダッシュ、瞬発系トレーニングなどのサーキットトレーニングをする人もいるでしょう。
但し、この日々おこなうトレーニングのほとんどは有酸素運動です。
ボクシング練習を含め、上記のようなハードなトレーニングを週5~6日もやっていれば、体内に蓄積された脂肪は少ないため、筋肉内のアミノ酸がエネルギーとして使われるため筋量は減ります。
だから、週2回程度のフリーウエイトを使った筋トレをしても筋肉はでかくなりません。
高負荷の筋トレをやる意味はないのか
ボディビルダーのような筋肥大しないからと言っても筋トレをやる意味は十分あります。
これは競技技術をあげるためのピラミッドです。結果的にボクシングで結果をだしたいのなら、「①筋力を高める」ベーストレーニングは絶対なのです。つまり、ボディビルダーのような筋肉にはなりませんが適度な筋肥大(筋力アップ)は必要です。
最後に宣伝となりますが、上記のトレーニングが1つのジムですべてできる場所があります。ボクサフィット代々木(小田急線 代々木八幡駅そば)では、パーソナルトレーニング+ボクシング指導をマンツーマンか少人数制でうけることができます。体験はなんと2,000円ですのでお気軽にご参加ください!
体重・体脂肪率の変化
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