今日はトレーニングとは少し脱線しますが、メンタルトレーニングについて書いてみたいと思います。トレーニングにおいても、仕事においても、いや人生そのものについても、屈強なメンタルを持っていて損することは少ないかと思います。
メダリストのメンタルトレーニングのやり方
昔、JSCのメダリスト育成プログラムの仕事にクリエイターとして参加したことがあります。お会いした方々は、いろいろな競技の元メダリストや元日本代表の方、フィジカルトレーナーやスポーツ科学における研究者(博士)の方々です。
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そんな中「トップアスリートのメンタルトレーニングはどうしてるのですか?」と聞くと「時代により違いますが、今のトップ選手でメンタルトレーニングしている人は少ないのでは」と言う回答でした。
どうやって鍛えているのかと聞くと「小学生の頃から世界各国の選手たちと試合で勝ったり負けたりを繰り返すことでメンタルは自然に鍛えられる」と言うのです。
考えてみればそうですよね。
一桁の年齢の頃から、日本代表として世界と戦っているわけで、ここからオリンピックや世界選手権のメダリストになれる人たちは極わずかな人。そのために何度も何度も自分の限界を超えて、その積み重ねの結果がメダリストとして表彰されているわけですから。
ボクシングの村田諒太選手
ボクシングの村田諒太選手(現WBA世界ミドル級王者)も元ゴールドメダリスト(ロンドン)です。現在はプロボクサーの世界王者ですが、私はプロボクシングの世界王者より、オリンピックの金メダルのほうが価値は上だと思っています。
理由はプロボクシングには世界の認定団体が4つありますから、同じ階級の世界王者は4人以上(スーパー王者などもある)存在します。ですが、オリンピックのゴールドメダリストは世界で1人にしか与えられない称号。分母の数字で考えれば、こちらのほうが難易度が高いと思います。
ブラジリアン柔術の湯浅麗歌子選手
今回の記事でトップ写真に使わせてもらった湯浅選手も仕事でインタビューさせてもらったことがあります。彼女は世界柔術選手権(通称ムンジアル)を4連覇した凄い人です。インタビューでは日々の練習内容、柔術への取り組み方など聞きましたが、やっぱり感覚はメダリストたちと同じでした。
練習は日本で一番やっています。当時も今も。
引用元:湯浅麗歌子選手スペシャルインタビューより
世界のトップになれるような人は好きなことを我慢して嫌いなことを積極的にこなせる人。そんな気がしました。
体重・体脂肪率の変化
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